RecOn マニュアル
macOS 15 以降
RecOn は App Store で無料で配っています。App Store の RecOn は、MP3 の代わりに M4A で書き出し、保存先は最初の録画の時に選びます。下の MP3・ダウンロード フォルダの話は RecOn Pro (直販) のものです。
RecOn はメニューバーに住む録画アプリです。⏺ を押してパネルを開き、上の「録るもの」を選んで、録画開始。止めるのも ⏺ からです。細かい設定は下の「映像」「音」「その他」のタブにあります。
1. はじめに (許可)
- アプリを開くとメニューバーに ⏺ が出ます。Dock には出ません。
- パネル左下の「閉じる」は、パネルを閉じるだけです。アプリは終了しません。
- 終了するには、メニューバーの ⏺ を右クリック (control + クリック) して「RecOn を終了」を選びます。録画中は終了できないので、先に止めてください。
- 初めて録る時、macOS が 画面収録 と マイク の許可を聞いてきます。カメラのワイプを使う時は カメラ も。断ってしまった時は、システム設定 → プライバシーとセキュリティ で RecOn をオンにしてください。
2. 録るもの
パネルの上の 4 つの大きなボタンで選びます。選んでいるものは色が反転します。選んだら、すぐ下の赤い「録画開始」を押します (Enter でも押せます)。カウントダウンやマイクなどは、その下の「設定」の映像・音・その他のタブで決めます。一度決めれば次も覚えています。
- 全画面
- 選んだディスプレイを丸ごと録ります。カウントダウンは なし / 3 秒 / 5 秒。
- 範囲指定
- 「範囲を選んで録画開始」を押すと画面が暗くなるので、ドラッグで範囲を選びます。選んだ枠は、中を掴んでドラッグすると動き、四隅の丸を掴むと大きさが変わります。前回の範囲が最初から出ています。決めたら枠の中をクリックか Enter か中央の ⏺ REC。枠の外をドラッグすると選び直し。Esc でやめます。必ず 3 秒か 5 秒のカウントダウンが入ります (押した瞬間に録れてしまう事故を防ぐため)。
- ウィンドウ
- 選んだウィンドウ 1 つだけを録ります。「ウィンドウを選んで録画開始」を押すと、マウスの下の窓が赤い枠で囲まれます。録りたい窓をクリックしてください。Esc でやめます。
赤い枠は録画中も出ますが、窓の外側に描くので録画には映りません。録画中に窓を動かしても追いかけます。他のアプリの窓が上に重なっても映りません。ワイプとクリック効果は映ります。書き出す大きさは録り始めた時の窓の大きさです。 - 音声のみ
- マイクだけを WAV / MP3 / M4A に録ります。録音中は小さなパネルが出たままになり、そこから一時停止と停止ができます。
3. 音のソースとゲイン
パネルの「音」のタブにあります。
- システム音声 (Mac の音): Mac が鳴らしている音を直接録ります。BlackHole のような仮想デバイスは要らず、出力デバイスも切り替えません。
- マイク: 入力デバイスを選びます。VU メーターが振れていれば入っています。蓋を閉じた MacBook のマイクは無音になるので、外付けのマイクやディスプレイのマイクを選んでください。
- ゲイン: システム音声とマイクを別々に ×1〜×16。リミッター (-1 dBFS) が入っているので、上げても割れません。録画中にも動かせます。
- 音声は 1 トラックに統合: 停止した後に Mac の音とマイクを 1 本のステレオにまとめます (映像はそのまま)。動画サイトによっては先頭の音声トラックしか使わず、別トラックのままだとマイクの声が消えるためです。長い録画では、まとめる間「保存処理中…」が出ます (12 分の録画で 30 秒ほど)。
- 録画中、音が入っている間はメニューバーの ⏺ が点滅します。点滅しなければ、音が入っていません。
4. 一時停止と停止
- 録画中はメニューバーの ⏺ に経過時間が出ます。押すとパネルが開き、一時停止 と 停止 があります。
- 一時停止の間は 1 フレームも 1 サンプルも記録されません。再開すると、止めていた時間を詰めて同じファイルの続きになります (分割されません)。macOS の収録インジケータは点いたままですが、記録はされていません。
- 停止すると、ファイルができて Finder で表示されます。
5. クリック効果とカメラ
- クリックエフェクト
- クリックすると「カチッ」という音と、クリックした場所に赤いリップルが出ます。音も絵も録画に入ります。
- カメラを画面に配置 (ワイプ)
- 自分の映像を画面に重ねます。ドラッグで移動、端をドラッグで大きさ。位置は次回も覚えています。そのまま録画に映ります。どちらも「映像」のタブにあります。
- カメラを選ぶ
- カメラが 2 台以上つながっている時は「カメラ」のメニューで選べます (内蔵・外付け・iPhone)。起動したまま挿したカメラもすぐ出ます。
- 映す範囲 (ズーム)
- ワイプを出している時に「映す範囲を選ぶ…」を押すと、カメラの映像全体に赤い枠が出ます。枠をドラッグで移動、角で大きさ。枠の中がワイプに映ります (最大 4 倍)。「全体に戻す」で元どおり。範囲は次回も覚えています。
6. ファイル
- 保存先は、最初は ダウンロード フォルダ。「その他」のタブの「変更…」で好きなフォルダに変えられます (「ダウンロードに戻す」で元どおり)。選んだフォルダが消えた・書き込めない時は、録画を失わないようダウンロードに保存します。名前は
RecOn 画面収録 2026-10-03 21.30.00.movのように日時です (音声のみは音声収録 … .wav / .mp3)。 - 映像は HEVC、音は AAC 48kHz。5 秒ごとに書き込むので、途中でアプリが落ちても録れた分は残ります。
- MP3 は同梱の LAME で 192 kbps。変換に失敗した時は WAV のまま残ります。
- 「前回の録画を表示」で、最後に録ったファイルを Finder で開きます。
7. 言葉と配色の切り替え
パネル右上のメニューで切り替えます。English・Español・Français・Deutsch・Português・简体中文・繁體中文・한국어・日本語 の 9 つ。初回は Mac の言語設定に合わせます。
配色: 「その他」のタブの「配色」で、パネルの色を切り替えます。いちばん左の白黒の丸が「Mac に合わせる」(最初はこれ、後ろが透ける地)。ほかに Dark / Mid Dark / Mid Light / Light / Blue / Green / Pink の 7 色。押すとすぐ変わり、次も覚えています。チェックボックスなどの部品は、明るい色では白、暗い色では黒の Mac の標準のままです。
8. 困った時は
- 録れた動画に音が無い — マイクを選び直して VU メーターが振れるか見てください。蓋を閉じた MacBook のマイクは無音です。
- 「画面収録が許可されていません」 — システム設定 → プライバシーとセキュリティ → 画面収録 で RecOn をオンにして、アプリを開き直してください。
- 範囲指定で録画が始まらない — 枠の中をクリックするか、中央の ⏺ REC を押してください (枠の外のクリックはキャンセルです)。
- それでも直らない時、不具合を見つけた時は、お問い合わせからお知らせください。Mac の機種、macOS の版、アプリの版、何をした時にどうなったかを書いていただけると、早く直せます。
9. RecOn Pro の機能
RecOn Pro は、ここまでの機能に下のものを足した別のアプリです (銀のアイコン)。RecOn と両方入れても、設定と許可は別々です。
- 自動字幕
- 「その他」のタブの「自動字幕」を入れると、マイクの声から字幕を作ります (マイクを録る時だけ)。「SRT だけ」は字幕のファイル (.srt) を動画の隣に書き出し、「焼き込み」は字幕を入れた動画を別に書き出します。焼き込みの見た目 (縁取り・黒帯・半透明) と大きさ (小・標準・大) も選べます。文字起こしは Mac の中で行い、初回だけ文字起こしのモデル (約 1.5GB) をダウンロードします。字幕の言葉はアプリの言葉に合わせます (繁體中文には対応していません)。
- オンラインインタビュー
- マイクと PC の音を両方録る時に、マイクの声を「自分」、PC の音を「相手」として分けて字幕にします。マイクが拾った相手の声は除きます。
- 自動ズーム
- 「映像」のタブの「クリックした所へ自動でズーム」を入れると、止めた後に、クリックした所へ寄った版を別のファイルで書き出します。ワイプは拡大しません。
- ショートカット表示
- 「押したショートカットキーを画面に出す」を入れると、⌘ か ⌃ と一緒に押したキーだけを画面に出します (普通の文字は出しません)。システム設定 → プライバシーとセキュリティ → アクセシビリティ で RecOn Pro をオンにしてください。
- ワイプの背景
- 「背景」で そのまま / ぼかす / 画像 を選べます。画像にすると、人の形だけ残して後ろを選んだ画像にします。
- プリアンプ・雑音を消す
- 「音」のタブにあります。プリアンプは 5 種類の卓のキャラクターとドライブで、録る時にマイクにかかります。「雑音を消す」は、止めた後にマイクの雑音を消して声だけを残します。元の声は「元の声」の付いたファイルで残ります。
- 後処理
- パネルの「後処理」を開くと、録った後のファイルに使う道具があります。字幕を作り直す (PC の音も字幕にしたい時)、自分で直した SRT を焼き込む、ズームを作り直す、動画を切り出す (時間と画面の範囲)、音声を切り出す (MP3 / WAV)、動画をつなぐ。
- 仕上げ中
- 字幕・ズームの仕上げの間は、メニューバーの ⏺ の横に進み具合が出ます。「書き出し直した動画ができたら、元の動画 (と SRT) をゴミ箱へ」を入れると、仕上がった後に元のファイルをゴミ箱へ移します。
字幕は録りながら付けるインスタントの字幕です。切れ方がおかしい所があれば、お問い合わせから教えてください。すぐ直します。